紙管とは
原材料
紙管は文字通り「紙」で作られており、紙管製造に使用する紙を「紙管原紙」と言います。
この紙管原紙はダンボール等の板紙の「古紙」をもとに製造されています。
紙管の製造工程
  • 1.スリット工程
    紙管を構成する材料の「紙管原紙」はロール状に巻き取られているため必要に応じたサイズに「スリット加工」(紙やシート、フィルムなどを決められた幅に切断し、再び巻き取る工程)します。
  • 2.巻き工程  
    スリット加工した紙管原紙に接着剤を塗布し、「巻き芯」と呼ばれる鉄の芯棒に巻き付けていきます。
    紙管原紙を何層も重ねていくことで、紙管の厚みを出していきます。
    必要長さまで巻けたところで切断したら紙管の完成です。
    以上の工程が「巻き工程」です。

    紙管は水分の影響を受けやすく、長さは伸び縮みします。また、紙管の強さも変化します。
    そのため紙管の水分率を安定させるため、巻き工程後一定時間乾燥させます。
  • .仕上げ工程
    巻き工程で製造した紙管を、「切り芯」(巻き芯と同じ鉄の芯棒)にセットし、お客様のご要望に応じたサイズに切断します。
    切断した紙管を結束バンドやダンボールケースによって梱包します。
    以上の工程が「仕上げ工程」です。

    紙管を切断し梱包するのが仕上げ工程の主な内容ですが、特殊な紙管は更に加工工程を追加し製造しています。